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産後で筋力の低下が気になる方が多いと思います。
お腹の力が入りずらくなったり…
歩くときにうまく足が動かなかったり…
姿勢を維持するのも大変だと感じたり…
腰の痛みが強くなったり…
などなど体の変化に応じて様々な症状が出てきているママさんが多いと思います。
今回はお腹の筋肉について触れていきたいと思います。
腹直筋離開
ご存じの方もそうでない方も出産の経験をされた約9割のママさんに起こる現象です。
腹直筋という筋肉がお腹が大きくなることにより外側に離れていきます。
出産を終えてもなお腹直筋が離れた状態が続いていることを腹直筋離開といいます。
開いたままの腹直筋は力を出すことが難しくまた、開いているせいで出てくる問題もあります
・腹圧が上がらない
しっかりした腹筋はお腹に圧力を与え体を支えます。
開いてしまうと圧力が上がらず支えることができなくなります。
それにより姿勢が悪くなり猫背になってきます。
・腰痛の原因
そもそも腹圧が上がらず体をまっすぐ支えられないため腰に負担がかかり腰痛が出てくる可能性が上がります。
・ポッコリお腹
腹直筋が開いてしまうとお腹の内臓が前に倒れてきてしまいお腹をおしてポッコリお腹を作ってしまいます。
それらを防ぐために腹直筋を鍛えなければならないのですがどのようにしていけばいいのでしょうか?
その前にまず気を付けることから説明します。
無理は禁物!!
うまく力が入らない腹筋は硬く柔軟性や弾力性をなくし弱っています。
その状態で腹筋運動を行ってもより柔軟性や弾力性を失ってしまう可能性が高いです。
また腰痛の症状を悪化させることにもつながりますので注意が必要です。
お腹が前に突出してくるような腹筋は要注意!!
腹筋を始めて上体を起こしたときお腹を手の平で触ってみてください!
手を上に持ち上げたらそれは腹筋が前に突出している証拠です!
そのような腹筋をするとお腹に無理な圧力がかかり骨盤底筋群に負担をかけます。
産後のデリケートなトラブル(尿漏れ・便秘・子宮脱など)に関わる大事な部位です。
産後の骨盤底筋は緩んでいたり傷ついていたりしているので特に注意が必要です。
正しい腹筋をしよう!
お腹をへこませながら腹筋をします。
字で書けば簡単ですが、実際やってみると意外に難しいです。
1.仰向けになり膝を曲げ両手を上にあげます。
2.お腹をへこませながら自分のおへそを見るように上体を起こします。
3.上体を起こすときお腹に手を当てお腹が当てている手を上に押してなければ上手にできてます。
上体を上げすぎたり、当てている手が上に押され持ち上がってしまわないように注意しましょう!
※腹筋運動で痛みが出る場合無理をせず安静にしてください。
※帝王切開の場合担当医師と相談してトレーニングを開始してください。
動画は腹筋運動の動画となっています参考にしながらぜひやってみてください。